J子は言いたい放題

このたびyahooブログから引っ越してきました。

『許されざる者』観ました。

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明治になって新政府軍と戦い、何人もの人間を斬り、
自分も斬られて死ぬ人生なのだと思っていた男が、
一人の女性に違う生き方もあるものだと教えられ、蝦夷で子どもと暮らしていた。
そこへ昔の仲間が現れ、困窮から脱するためにまた刀を持ち、
人を斬るために旅に出て、、、。


幕末から明治へと変わったこの境目の時期、
これこそ混沌ですよね。
ざんぎり頭を叩いてみれば、文明開化の音がする
なんて明るいノリは蝦夷にはないのですよ。
まだまだ未開の地であるし、
未開であるけど、昔から暮らしている少数民族アイヌがいて、
勝手にやって来て現地の人を傷めつける倭人って、もう最低ですな。。
ホント、人権教育って大事ですよね。
こういうのを観ると心の底から思います。

で、とにかく、幕末大好きな私ですが、
最近は明治も興味津々なのです。
でも、難しくって、、、明治。。
幕末も全然わかってませんよ、でも、それ以上にわかり辛い。

最近、時代モノを観ていて思うのですが、
衣装とか設定がなんか奇麗すぎるんじゃないか、、と。
大河ドラマで、たまに『汚すぎる』的な指摘があったりしますけど、
そういう汚いじゃなくて、私が思う奇麗すぎるに対する汚いは、
もっと祖末とか簡素とか、ピシっとしてないとか、、、。
そういう部分、この映画は私を満足させてくれました。

この映画、私はかなり好きなんですけど、
貧乏の果て、また人斬りになってしまう男ですが、
そんなに貧乏なのに、馬飼ってるのね、、とか、
死んだ奥さんと固い約束をしたと誘いを断ったくせに、
案外あっさり引き受けちゃうのね、、とか、
んん??って思うところはあっちこっちにちりばめられてますけど、
でも、上映中はガン見してました。
おもしろかったっす!!


太ももの複雑骨折、リアルすぎて、勉強になりました。。。
あんな風になるのね。。痛すぎる。。。。